電気グリルとは?選ぶ前に知っておきたい基礎知識
電気グリルは、電源プラグをコンセントに挿すだけでプレートを加熱し、肉・野菜・魚などを焼ける調理家電です。ガス火を使わないため、賃貸住宅や集合住宅のダイニングテーブルの上でも安全に焼肉やホットプレート料理を楽しめます。
「焼肉屋のように煙が出て換気が大変そう」「洗うのが面倒でそのうち使わなくなりそう」という不安から購入をためらう人は少なくありません。実際、電気グリルの満足度は機種によって大きく差があり、選び方を間違えると数回使って収納の奥にしまい込んでしまうケースもあります。
この記事では、電気グリルを選ぶときに本当に確認すべき判断基準と、用途別のおすすめモデルを具体的な仕様とあわせて解説します。読み終える頃には、自分の生活スタイルに合った一台を迷わず選べるようになります。
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電気グリルの選び方|失敗しない4つの判断基準
1. 煙・油はねの出にくさ
肉を焼いたときの煙は、換気設備が弱い部屋では大きなストレスになります。煙が出にくい構造には、プレート表面の溝で余分な脂を落とす方式と、脂を熱源から離れた場所へ流し込む方式があります。いずれもプレートの傾斜角や溝の深さが煙の出にくさを左右するため、商品説明にある「油分離構造」「スモークレス設計」といった記載を確認しましょう。
2. プレートの素材とお手入れのしやすさ
こびりつきにくさは表面加工で決まります。主な加工は次の3種類です。
- フッ素樹脂加工: 汚れが落ちやすく手入れが簡単。ただし強いこすり洗いで劣化しやすい
- セラミックコーティング: 耐久性が高く長期間性能が落ちにくい
- 鉄板・アルミ無加工: 焼き色がつきやすいが手入れの手間は増える
プレートが取り外して丸洗いできるか、食洗機対応かどうかも、日常的に使い続けられるかを左右する重要な要素です。
3. サイズ・使用人数とのバランス
プレートの面積は「同時に何人分を焼けるか」に直結します。1〜2人なら幅30cm前後のコンパクトタイプで十分ですが、3人以上で使うなら大型プレートか2枚同時加熱できるタイプを検討しましょう。テーブルに置いたときの奥行きやコンセントとの距離も、購入前に実測しておくと失敗しません。
4. 温度調節の細かさと消費電力
強火専用のシンプルな機種もあれば、無段階で温度調整できる機種もあります。野菜をじっくり焼いたり、保温しながら食事したりするなら温度調節機能が細かいモデルが向いています。また消費電力が大きい機種は、他の家電と同時にタコ足配線で使うとブレーカーが落ちる原因になるため、W数も確認しておきましょう。
5. プレートの交換・拡張性
平面プレートに加えて、たこ焼きプレートや鍋用プレートに交換できる機種は、1台で複数の用途に使えて経済的です。頻繁に模様替えのように料理のバリエーションを増やしたい人は、別売りプレートの豊富さも比較ポイントになります。
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スペック比較表
| 商品名 | プレート構成 | 表面加工 | スモークレス対応 |
|---|---|---|---|
| パナソニック ダブルホットプレート NF-W300 | 2枚同時加熱(たこ焼き対応) | フッ素樹脂加工 | 部分対応 |
| 象印 やきやき EB-RM15 | 平面プレート単体 | フッ素樹脂加工 | 非対応 |
| ブルーノ コンパクトホットプレート BOE021 | 交換プレート豊富 | フッ素樹脂加工 | 非対応 |
| タイガー ホットプレート CRL-A200 | 大型平面プレート | フッ素樹脂加工 | 非対応 |
| テスコム スモークレスグリル TGS200 | 波型グリルプレート | フッ素樹脂加工 | 対応 |
| 山善 電気グリル鍋 EPNF-G130 | グリル+鍋兼用 | フッ素樹脂加工 | 非対応 |
| iwatani カセットフー スーパー炎たこ CB-ETK-1 | カセットガス式・たこ焼き専用 | フッ素樹脂加工 | 非対応(ガス式) |
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電気グリルのおすすめ7選
パナソニック ダブルホットプレート NF-W300
💰 ¥44,980
2枚のプレートを同時に加熱できる大型モデルで、片方で肉を焼きながらもう片方でたこ焼きや野菜を調理するといった同時進行がしやすい設計です。温度調節も細かく設定できるため、焼く料理によって火力を使い分けたい人に向いています。
良い点
- 2枚同時加熱で調理の幅が広い
- 温度調節が細かく設定できる
- プレートは取り外して洗える
気になる点
- 2枚プレートのぶん設置スペースを取る
- 収納時にややかさばる
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象印 やきやき EB-RM15
コンパクトなサイズ感が特徴の平面プレートモデルです。一人暮らしや二人暮らしの食卓に置きやすく、収納スペースを取らない点が支持されています。プレートはフッ素樹脂加工で、日常使いのしやすさを重視した設計です。
良い点
- コンパクトで置き場所に困らない
- プレートが軽く取り外して洗いやすい
- 価格帯がエントリーで手を出しやすい
気になる点
- プレート1枚のみで拡張性は低い
- 大人数での使用には面積が不足しがち
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ブルーノ コンパクトホットプレート BOE021
💰 ¥11,000
デザイン性の高さと、別売りプレートのバリエーションの豊富さが特徴のモデルです。平面プレートに加え、たこ焼き用や鍋用プレートへの交換に対応しており、1台で複数の調理スタイルに対応できます。
良い点
- カラーバリエーションが豊富でインテリアになじむ
- 交換プレートが豊富で長く使い回せる
- ギフト需要にも対応するデザイン性
気になる点
- プレート本体のみの価格に対し、追加プレートは別途費用がかかる
- 大人数分を一度に焼くには面積がやや小さい
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タイガー ホットプレート CRL-A200
大型プレートを採用しており、家族など複数人でまとめて調理したい場面に向いたモデルです。プレートはフッ素樹脂加工で、大きな面でも汚れを落としやすい設計になっています。
良い点
- 大型プレートで一度に多くの量を焼ける
- 本体の作りがしっかりしており安定感がある
- フッ素加工でお手入れがしやすい
気になる点
- 大型のぶん収納・設置スペースを要する
- 一人暮らしにはオーバースペックになりやすい
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テスコム スモークレスグリル TGS200
煙の出にくさに特化した波型グリルプレートを採用したモデルです。プレートの溝構造で余分な脂を落とす設計になっており、換気が制限されるマンションなどでの使用を想定して作られています。
良い点
- 煙・油はねが出にくい構造
- 波型プレートで余分な脂を落とせる
- 焼肉以外に野菜のグリル調理にも使いやすい
気になる点
- 平面プレートに比べてお好み焼きなど汁気のある料理には不向き
- プレートの溝部分は洗浄にやや手間がかかる
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山善 電気グリル鍋 EPNF-G130
グリルプレートと鍋の両方の機能を1台に備えたモデルです。焼く・煮るを1台で切り替えられるため、鍋料理と焼き料理を同じ食卓で楽しみたい場合に適しています。
良い点
- グリルと鍋を1台で使い分けられる
- 価格帯がエントリーで導入しやすい
- サブ機・来客用としても扱いやすいサイズ
気になる点
- 単機能モデルに比べるとそれぞれの機能は簡易的
- プレートの深さは鍋料理に最適化されており大量の肉を一度に焼くには不向き
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iwatani カセットフー スーパー炎たこ CB-ETK-1
💰 ¥9,000
電源不要のカセットガス式という点が他の6機種と大きく異なるたこ焼き専用モデルです。屋外やアウトドア、停電時などコンセントが確保できない場所でも使える点が特徴です。
良い点
- 電源不要でアウトドアや屋外イベントでも使える
- 火力が強くたこ焼きの焼き上がりが早い
- カセットガスは入手性が高く扱いやすい
気になる点
- たこ焼き専用でプレート交換による多用途化はできない
- ガスボンベの補充コストが継続的にかかる
こんな人におすすめ: 屋外でのたこ焼きパーティーや、防災用途も兼ねたい人
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用途別・目的別の選び方
- 一人暮らし・省スペース重視: 象印 やきやき EB-RM15のようなコンパクトな平面プレートモデルが扱いやすい
- 家族・大人数での利用: タイガー ホットプレート CRL-A200やパナソニック ダブルホットプレート NF-W300など、大型・2枚同時加熱タイプが向く
- 煙・匂いを抑えたい: テスコム スモークレスグリル TGS200のような煙対策構造のモデルを優先する
- デザイン・プレゼント用途: ブルーノ コンパクトホットプレート BOE021のような色・見た目にこだわったモデルが選ばれやすい
- コスパ・サブ機として: 山善 電気グリル鍋 EPNF-G130のような多機能・エントリー価格帯モデルが選択肢になる
- 屋外・災害時対応も兼ねたい: iwatani カセットフー スーパー炎たこ CB-ETK-1のような電源不要モデルが唯一の候補になる
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よくある質問
Q. 電気グリルは煙が全く出ませんか?
完全に無煙にはなりません。スモークレス構造のモデルは、脂がプレートの熱源に触れる量を減らすことで煙の発生を抑える設計ですが、焼く食材の脂の量や火力設定によっては煙が出ることがあります。気になる場合は換気扇を併用するとより効果的です。
Q. プレートは食洗機で洗えますか?
機種によって対応が異なります。フッ素樹脂加工のプレートは食洗機非対応のものが多く、コーティングの劣化を早める可能性があるため、購入前に取扱説明書やメーカーの公式情報で対応可否を確認してください。
Q. 電気グリルの寿命はどのくらいですか?
使用頻度やお手入れの仕方によって差がありますが、プレートのフッ素加工は使い込むうちに徐々にこびりつきやすくなる傾向があります。金属製のヘラを使わない、強くこすりすぎないといった扱い方で加工の劣化を遅らせることができます。
Q. ホットプレートと電気グリルの違いは何ですか?
明確な線引きはありませんが、一般的に「ホットプレート」は平面プレートで焼く・炒めるを想定した製品、「電気グリル」は網焼きや溝付きプレートで脂を落としながら焼く製品を指すことが多いです。ただし本記事で紹介したように、両方の機能を兼ねる製品も多く存在します。
Q. 消費電力が高いモデルは電気代が心配です
電気グリルは強火で使用する時間が調理のごく一部に限られるため、エアコンなど常時稼働する家電に比べると電気代への影響は小さい傾向があります。ただし他の家電と同じコンセントを共有する場合は、ブレーカーが落ちないようW数を確認しておくと安心です。
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まとめ
電気グリル選びは、煙の出にくさ・お手入れのしやすさ・サイズ・温度調節・拡張性の5つの基準で比較すると失敗しにくくなります。
- 一人暮らしなら象印 やきやき EB-RM15のようなコンパクトモデル
- 家族利用ならタイガー ホットプレート CRL-A200やパナソニック ダブルホットプレート NF-W300
- 煙を気にするならテスコム スモークレスグリル TGS200
- デザイン重視ならブルーノ コンパクトホットプレート BOE021
- コスパ重視なら山善 電気グリル鍋 EPNF-G130
- 屋外・防災兼用ならiwatani カセットフー スーパー炎たこ CB-ETK-1
自分の生活人数・設置スペース・使用シーンを踏まえて、この記事の比較表と選び方を参考に一台を選んでみてください。